KISSの法則



こんにちは、FX貴族です。
(いま午前4時ですが...。)
皆さんは「KISSの法則」を
ご存知でしょうか。

KISSの法則とは、
"Keep It Simple, Stupid"
の略で「何事もシンプルに
という標語です。(参考:Wikipedia)

僕のEAを使っている人は、
パロメーターの少なさや
フィルターの少なさについて
気づいた人もいるかもしれません。

これは、僕がものぐさなのも
まあ実際あるんですけど(笑)、
シンプルさこそが
堅牢なシステムには必要不可欠
だと考えているからです。

メジャーなEAの多くが、
指標発表時の取引を抑制したり、
ボラティリティや時間帯に応じて
大量のフィルターを加えて
取引の精度を上げようと
努力していると思います。

取引回数を減らすことで
精度を高めることを
もちろん僕は否定しませんが、
そうして都合の悪い取引を
排除しまくったバックテスト
果たして本当に
信頼できるのでしょうか?

大数の法則の観点からも、
取引の回数は多ければ多いほど
結果の信頼性は高まります。
様々なイレギュラーな値動きも
排除せずテストに含んだほうが
より将来の再現性が高まる
信じて僕はEAを作っています。

blue(GBPJPY)の開発者、ARATAさんも
次のようにコメントしていて、
勝手に(笑)とても共感しています。
とても示唆に富んだ内容なので、
以下に引用させていただきます。

ちょっと前まで
『聖杯』を探すように
ヒストリカルデータを探していましたが
過去と未来相場は
方向性~流れに類似性があるが
この相場の時に◯銭動くという
正確な値動きまで一致することはない
このような結論に至りました。
その結果『聖杯』を使用していないので
・完璧なヒストリカルデータ
・完璧なバックテスト
これを求められる方は
絶対に避けるべきだと思います。
私ならそうします。

(中略)

私が出品しているEAは
多機能・高性能ではございません。
シンプルを追求しているため
シンプル機能・シンプル性能です。
多機能・高性能をお求めの方は
絶対に適さないと思いますので
ご検討から外して頂けると幸いです。

私のEAは
『いかにロジックをシンプルにするか!?』  
これにこだわっています。
複雑なEAをお求めの方がご購入されると
『ガッカリ~割高~なんじゃこりゃー』
こんな気持ちになると思います。
複雑なEAをお求めの方は
絶対に後悔してしまうので
ご購入されないことをオススメします。

ご存知の通り、EAは口座によって
短期的な成績は変わりますし、
1pips単位の最適化や、
特定の値動きに対するフィルタ
かけることは、はっきり言って
無意味だと思います。
なので、指標が心配な人は
お手数ですが手動で稼働停止して下さい...。

私たちはつい「複雑なもの=良いもの」
と考えてしまいがちですが、
実際はシンプルなものほど
長く生き残れる可能性が高い
のではないかな、と思います。
(生物などもそうですよね。)

良いEAを探している人や、
これからEAを自作する人の
参考になれば嬉しいです。

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