なぜテクニカル分析は機能するのか



こんにちは、FX貴族です。
今日はテクニカル分析について
書いてみたいと思います。

FXの分析には大きく分けて
ファンダメンタル分析
テクニカル分析があることは
ご存知の方も多いと思います。

ファンダメンタル分析が
金利や政策などの材料
見ていくのに対して、
テクニカル分析では
純粋なチャートの形から
売り買いのタイミングを計ります。

自動売買ではファンダメンタルを
織り込んで取引することが
難しいため、基本的には
テクニカル分析のみに頼って
売買をすることになります。
(ファンドなどが使っている
高度な自動売買プログラムは
ファンダメンタルズも
考慮しているらしいです。)

このテクニカル分析ですが、
そもそもチャートの形だけで
次の動きを判断することが
本当に可能なのでしょうか?

僕がFXの勉強を始めた時、
フィボナッチ・リトレースメント
(黄金比の比率で反発すること)
は嘘くさいなと思いました。

ただのオカルトだろうと
思っていたのですが、
実際チャートを見ると、
どの通貨ペアの分足、日足でも
綺麗に61.8%で反発することが
非常に多くて驚いた記憶があります。

なぜこのようなことが起きるかというと、
市場に参加している多くの人間が
フィボナッチ数を意識し、
それに基いて取引しているからです。

つまり、ダブルトップ、ダブルボトム、
移動平均線、MACD、ボリバン、
RSI、一目均衡表、エリオット波動など、
多くのテクニカル指標は
本来何の意味もないものですが、
市場参加者が意識することによって
実際その通りになってしまうという、
ある種「嘘から出たまこと」なのです。

FXって一見すると洗練された、
需給によって価格が決まる
資本主義の最前線という
イメージですが、
実際は泥臭いというか、
人間臭い分野なんだなあと思います。

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