人間は未来を確実に予測できるか?


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さて、前置きが長くなりましたが
ここからが本題です。

突然ですが、あなたは超能力で
未来が100%予測できるように
なったとしましょう。

超能力を使ってみたところ、
明日、自分は事故にあうことが
わかってしまいました。

この未来を実現したくないので、
あなたは明日は一日中
家に引きこもることにしました。

結果として、何も起きることなく
無事に一日を終えることができました。
しかし、未来予測は外れてしまいました。

この話は何が言いたかったかというと、
「完璧な未来予想は存在しない」
ということです。
なぜなら、未来を予測することで
未来を回避することが可能だからですね。

この話を相場に当てはめて考えると、
未来を完璧に予測できない以上、
完璧な取引手法(=聖杯)というものは
やはり存在しないということになります。

もしも「100%確実に」儲かるという
非常に強い確信がある場合は
すべての人が同じ方向にトレードします。
しかし、すべての人が同じタイミングで
トレードすることは実際には不可能なので
現実的には最後の方に買った人は
儲からないケースが多いでしょう。

また、先回りして利確しよう
という人が多ければ、
予想したほど強い値動きにならず、
大半の人が含み損で
終わるかもしれません。

不特定多数の人が、値動きに対して
非常に強い確信を持った瞬間というのは
上記のように先回りしてトレードしようという
モチベーションが働きやすくなるため
予想とは異なる結果となることが
起こりやすいと考えられます。

相場には反転しやすいポイント、
ブレイクしやすいポイントなどが
確かに存在するので、タイミングを選べば
単なる丁半博打ではありません。

しかし、上記のような理由から
勝率が100%にはならないので、
無理のないレバレッジの範囲内で
何回も利確や損切りを繰り返しながら
徐々に資金を増やしていくのが
やはり王道のトレードだと言えますね。

相場が一方向に大きく動くのは
むしろ誰も予想していなかったような
何かが起きたときのほうが多い気がします。
ありきたりな結論でしたが
トレードの参考になれば嬉しいです。

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